目次

イラストを始める時、最も手っ取り早く上達するためには、一体どういう方法が良いのかを考えていきます。

はじめに

イラスト上達の考え方

まず、あなたが漫画家になったとして、アシスタントを雇う場面を想像してみてください。ここで、アシスタントは全くの初心者です。あなたならこのような場面でどのような指示を出すでしょう。

私ならまず自分で撮影した写真やCC0ライセンスなどの素材を使ったトレースを指示するでしょう。そのためには素材集めや取材などがイラストにおいては非常に重要だと考えられます。

トレースは正確ではなく、その作風に合うような加工や自分なりのアレンジを加えながら作り上げていきます。

例えば、背景のトレースです。実際、世の中にある殆どの作品は、現実の何かしらの背景をトレースして作り上げられています。

また、作品自体も全くのゼロから考えられるのではなく、世の中にある数多くの作品などを見本にしながら、独自のアレンジが加えられたものがほとんどです。もちろん、これは創作物に限らず、人間のあらゆる活動において言えることです。世の中にある新しいものというのは、元からある古いものから作られていることが多いのです。

したがって、イラストにおいてもトレースというのは非常に重要です。

ただ、完全な模倣では意味がありません。同じものは2つもいらないのです。そこに何からしら自分にしか表現できない付加価値を付け加えていくことも重要になってきます。

イラストの上達においても大きく二種類の上達があります。

具体的には、元からあるものを正確に描く能力や技術とそして、自分の頭の中の想像を具体的に描く能力や技術です。

ここでは、初期においては前者である正確に描く技術を磨きますが、そこから想像を描くという後者の範囲を広げていくという上達目標を採用することにします。

つまり、最終的には自分の頭の中からの想像を完璧に絵で表現する技術を突き詰めることになりますが、それは難しいので、できない部分は現実にあるものを使って補うという考え方です。

イラストにおいてもその技術に個体差はあると私は思います。

はじめから自分の想像を完璧に描く事ができる人もいれば、そうでない人もいるでしょう。したがって、自分のレベルに合った学習法を選びましょう。

例えば、はじめからこの記事で目標にすることが既にできるという人はトレースから始める必要は全くありません。そういった人は、頭の中の想像力を増やすことをやりましょう。反対に、想像できなかったり、描きたいと思ったものが上手く描けなかったりする場合は、トレースから始めると良いかもしれません。

トレースは公開してはいけないものがある

トレースを行う際の注意点ですが、著作権、著作者人格権の関係でトレースは公開してはいけないものがあります。

特に、自分の作品として発表する場合や何らかの対価を得る経済活動として行う場合はライセンスに注意しましょう。

アレンジを加える場合

反対に既に Pixiv などで二次創作がとても盛んですが、既存のキャラクターに独自のアレンジを加えたりする場合、その活動が許されることもあります。

これは、出版社などが積極的に著作権侵害で訴えないという方針を採用しているためでもあり、黙認されているためでもありますが、極端な場合を除いて違法になるケースは少ないと考えられます。

その根拠は、現在、著作権法が親告罪であり、被害者が訴えようとしない限り法的には問題がないからです。

さあ、イラストを始めよう

イラストを始めるは誰でも簡単に始められます。

なぜなら、必要な道具が少ないからです。

イラストを描くには紙とペンさえあればよく、もしかしたらそれすらも必要ないかもしれません。例えば、地面に描くとか。

ただ、それなりのものを描こうとした場合、やっぱりたくさんの道具が必要になることがあります。

それは主に、時間を効率化させるものから、精度を上げるものまで幅広く、それぞれの道具に求める役割も人によって違ってきます。

しかし、基本は忘れないようにしなくてはいけません。つまり、イラストは「紙とペンさえあればいい」という基本です。

絵を描く人は、それだけの安っぽい道具のみで果てしない作品を作り上げます。

これが本来、絵を描く人の姿だと思います。

さて、いくつか個人的な理想を述べましたが、現代では少し事情が違うことも理解しておかなければなりません。

例えば、Pixivなどで精巧で素晴らしいイラストがアップロードされていますが、多くの人はデジタルで描いています。

しかし、デジタルで上手に仕上げる事ができる人が必ずしもアナログで上手にかけるとは限りません。

もしかしたらデジタルの怪物でもアナログでは初心者同然の人もいるかもしれません。全く描けないし、写生すら上手くできない人もいるかもしれません。

ここで、私が言いたいのは、アナログとデジタルでは使う技術が全く異なるということです。そして、デジタルからのアナログ互換性はあまり当てになりません。反対に、アナログからのデジタル互換はそこそこ役に立つと思われます。

つまり、アナログで上手く書ける人は、デジタルでもそこそこ上手くかけるかもしれませんが、デジタルで上手く書ける人は、必ずしもアナログで上手くかけるとは限らないということです。

アナログとデジタル

したがって、アナログとデジタル、どちらから始めたほうがいいのかの答えは明らかです。

基本的には、アナログから書き始めた方がいいかもしれません。

なぜなら、アナログができる人は、アナログ、デジタルの両方を運転できる可能性が高いからです。また、アナログが出来る人は、デジタルへの移行も通常よりはすんなり行えるでしょう。

ここで、アナログというのは手書きのことです。デジタルというのはコンピュータを使ったイラスト制作のことです。

しかし、私は、イラスト自体あまり描いてこなかったことは置いといても、デジタルからはじめました。

したがって、デジタルしか知りません。

そのデメリットは、やはり応用可能性でしょうか。

非常に細かい感覚面の話ですが、アナログをやるメリットはあると私は考えています。

ですが、どっちから始めるか、またはアナログをやるかどうかは、個人が自分で判断していく問題です。

それを前提にあえて述べますが、一番効率の良い学習順の答えはアナログ > デジタルのようになると考えます。

そして、もしアナログしか経験していない人は、デジタルを経験してみることをオススメします。これは全員におすすめします。

デジタルと言っても、今や全員が画一的に同じ表現になるとは限りません。明らかに感覚表現が増大し、これからもさらに増大していくでしょう。したがって、デジタルにおいてもアナログで培ったオリジナルの技術は必ず役に立つと思います。そして、学習効率の点で言えばアナログをやったことがある人のほうが、やってない人よりも圧倒的に学習効率が良いと思われます。

デジタルで使っているもの

私が使っているものにを紹介していきます。と言っても私はイラストを始めたばかりの初心者です。あまり多くのツールやプラグインも知りませんし、技術もありません。素材も知りません。したがって、あくまで参考程度に。

私はタブレットであるNexus7(2013)とスタイラスペンであるaibowを使って描きます。

ちなみに、スタイラスペンはいくつか試しましたが、ペン先が何度もだめになり、その度に交換するのも面倒になったので、ペン先が好感の必要がない物を買いました。だけど、描き心地は良くないです、難しい。

アプリはMedibang Paintを使っています。

その他、コンピュータではGIMPを使います。Krita, SAI, Painterなどがあります。

まあ、この辺はなんでもいいと思います。最初はこだわらずいろんなものを触ってみるのが良いかと思います。こだわるのは上達してきてからで十分ですし、上達してさえも、それほどこだわらなくていいかもしれません。

コンピュータ・ツールでも私は、一つのものを使います、とても長く使い続けることが多いのですが、そのツールしか使ったことがないという理由がほとんどです。例えば、Zsh, Vimなどはそうですね。特に不満がない以上、積極的に他のツールに乗り換えることはありません。したがって、最初に使っているものをそのまま使い続ける事が多いのです。特に基本ツール、中核ツールにおいてはそうですね。この辺りは人それぞれということです。私には私のやり方があります。そして、私のやり方は「最初に決めたものを使い続けることが多く、それ以外は知らないことが多い」という特徴です。これは分野にもよるし、補助ツールか否かにもよります。

デジタルでおすすめのもの

私は使っていませんが、評判から察するに以下のものがおすすめです。

iPad Air 2Apple Pencilがおすすめです。

アプリはAdobe Photoshopがおすすめです。

マンガ制作はCLIP STUDIO PAINTがおすすめです。

いくつか描いたもの

このイラストは描いてて楽しかったし、描きはじめもなんとなく絵でも描いてみたいなーと思って始めたものだった。

後々見ると、こういう絵は自分でも好きになれる絵が多いと思った。

反対に、練習のためだとかで描いた絵は後々見ると、あまり好きになれないものが多かったりする。あくまで個人的な感想だけど。

そして、絵はやっぱり上手い人はいくらでもいるので、そういったものを目指すんじゃなくて、なんというか差別化するというか、個性を出す方向で描いていけたらと思っています。私が自分で見て、やっぱりそっちのほうが好きだからです。ただ、だからといって下手なままでいいのかというと、それは違うくて、自分がこう書きたいと言ったものを表現する技術力というのは、ずっと磨き上げていかないといけないものなのかもしれません。絵は初心者ですが、そんなことを思いました。

あと、私の絵って、基本自分が作った物語と関連付けられているので、その点では一応、物語的なものはあったりします。

特に構図が思いつくわけでもなかったので、いつも似たような絵になってしまう。

理由は簡単だから。簡単なものしか私はかけない、背景とか特に。

というか、もういっそのこと全部この構図で統一させるかとか思ってしまった。

実は1枚目(昨日の絵)は描くのにすごい時間がかかってしまって、ぐちゃぐちゃな下書きを10回くらい修正して出来上がったのだけど、2枚目(この絵)は3回くらいの修正で済んだし、時間もあまりかからなかった。確かに、簡単な絵なので、普通の人にとっては当たり前にできることなのかもしれないけど、それでも、自分の中でこれくらいの変化があると、絵を描くのも楽しいなーと思ったのでした。

2枚目の下書きから完成まで

これは過去に書いたやつで結構気に入ってたのを修正してみた(主に背景を付けてみた)。

眠っている表情は個人的に好きなので描いた。ポーズはSAOのYUIを参考にした(トレースではない)。